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2017酒道入門 本物の熟成酒を味わう会
本日は久し振りに酒道入門-本物の熟成酒を味わう会を開催しました。
当日は菊姫柳社長にもお越し頂き、35名の皆様にご参加頂きました。
ありがとうございました。

個性と誇りを捨てた日本酒
まともな日本酒がなくなるかもしれない
良いものを造り続けるしかない

この気持ちに賛同し、私が生かされてる間できることをしたいと思っています。私を酒屋として生かし、私に日本酒とは何か?といつも投げ掛けてくる酒、菊姫。菊姫に出会えたからこそ、強くいることが出来ます。私自身、まだまだ知らないことばかりです。その一隅さえもお伝えできていません。
今回、体感してくださった皆さんが隣の方に伝えてくだされば幸いです。

本物には本物ゆえの応えがあります。

私が柳社長に正規品でなくて佳いので凄く削ったお酒を実験で出さしてくれませんか?とお願いすると、40%以下の精米を商品の看板に使っている蔵元に精米後のお米を見せてもらいなさいと柳社長に言われました。菊姫さんに行くと%ごとに粒の揃ったお米を見せてくれるのでそれが当たり前だと思っていました。

30%なんて米は割れてしまう。よほど悪い米を使っているんだなと分かる人間は思っているはずだと…米が大きかったり小さかったりバラバラのはずだと…はじめから粒が揃っていない米だからだと。

あーなるほど…と痛感しました。

お米には整粒率というのがあります。お米を扱っている生産者、業者、酒蔵ならかなり重要なことです。1000粒のお米の中に整粒が何粒あるかということです。これが多ければ特上米、特等米、一等、二等、三等、等外(くず米)となるわけで価格も変わってきます。お米の精米%を語る場合はこの一番大元が大事なのです。
%が低ければ高くてよい酒だなんて大間違いなのです。仕入れる側も農家さんもプライド持ってる人とそうじゃない人と。

どんなお米を何で精米するのか…まずはそれが大事なんじゃないのかな?

自分が知ること、自分が会うこと、自分が動くこと…全ては結局のところ自分。

酒屋としてまだまだ知らないことばかりです。
これからも自分が体感してお伝えしていきます。よろしくお願いいたします。
感謝!
author:鶯谷萬屋, category:菊姫, 23:23
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