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ラングドック3日目
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今朝も8時出発。昨夜の誓いにいろんなことが頭を駆け巡っています。誓いの中身は私の帰国してからの行動でお伝えしていきます。先ずはマンスノーブル6年前日本に来た時浅草観光や神田萬屋天狗での飲み会をしてこちらにはお客様ツアーでも来ているし私自身フランスにくるたびに訪れているのでもう大の仲良し。目をじっと覗き込まれると照れちゃいます。警戒心のない関係です。何度も会って話して新たな発見があります。ワイナリーは日々進化しています。何年かかかって葡萄ができてから納得いかない畑は抜いてしまうそうです。さらに地球変動を強く感じています。マンスノーブル、ルネ顔のマークでお馴染みです。入荷の度に品切れていますがまだあるかな?あれば今月いっぱい200円引きにします。美子さんよろしく。ダラリックはお肉食べたくなってきます。レゼルブはボルドーグランヴァンに負けません。試飲で疲れているだろうとベルギービールを用意してくれ、更に日本米にお肉をビールを入れて煮込んだ日本人の好む優しい味わいのスープ、日本茶を出してくれました。本当に心優しき人です。その後フォジュ-ルのスタージャンミッシェルアルキエへ。奥様と2人で迎えてくれました。1月に来日してくれ、ロブションや六本木に営業に行ったりマルズバーさんで宴をしたり浅草観光を一緒にしたのでアルキエもユキ子ーと迎えてくれました。オール瓶詰め前の06だったのですが本当に美味しい。アルキエはほとんどの三ツ星に入っています。すでに完売で試飲もなかったのですが1月来日時内緒で飲ませてくれた新兵器ソーヴィニヨンブランが秋入荷確約してきました。お楽しみに。日本ではレオンバレルもメーカー戦略で有名ですがこちらではただの小僧的な存在で知らない人がほとんどです。アルキエは先頭を走る蔵なんだと改めて感じました。実をいうとこんなに美味しいアルキエの貴重なワインを売りきれていません。05は多分引くことが出来なさそうです。アルキエワインは私達が買わなくても欲しい人がいっぱいいるのです。なのにアルキエは一本一本大切に売ってくれればいいと言ってくれます。日本に来てどうやって伝えてくれているのか理解しているからと。ありがたいです。たくさんの人が欲しがっているのに私達に分けてくださっています。甘えてばかりはいられません。そう自分にいい聞かせました。
夜は海辺の街グランモットに泊まりアルキエ、ジャンダビから分けてもらったワインで夕食は魚料理を満喫しました。白じゃないとと頂いた赤の多さにちょっとガッカリしているとあら不思議。体に溶け込むワインは赤白関係ないとみんなで体感。ちょっと葉巻を頂いて吸い方を教えてもらうがやはり美味しさわからず。最後にパスティスをもらって乾杯。さあラスト1日だ。
最終日やはり朝8時出発。朝から雷大雨の中、モンペイル-のドーピアックへ向かう。手を真っ黒にしたファダが迎えてくれる。2008052710030000.jpg不思議なことに雨が止んだ。すぐにコカリエールの畑に向かう。デコボコの道無き道を行く。私は三回目なのだが初めての人は言葉が少なくなる。更に開拓されていました。脱帽。20メートルの畝間が山の傾斜に何筋もあります。全て1人でやろうなんて誰が思うだろう。途中で挫けそうにならなかったのか?との質問に、なりそうになったけど子孫がこれから先この畑をやっていくと思うといい加減にできなかったとファダは言っていました。考えている規模が違いすぎる。神が目の前にいるようでした。パブロと同じで地面からじわりじわりと温かさを感じました。ファダがどかした石の山も見せてくれました。誤解しないでほしいのは彼が凄いだろうと自慢気に見せているわけではありません。岩の爆破の意味が想像でかなかった仲間が質問したことに答えてくれるためでした。でもそうでもしないと理解し難い現実なのです。岩の山の前にまたも声が出ません。もしファダの開拓途中に見ていたら本当に頭おかしくなったんじゃないかと無理だよと思ったに違いありません。でも目の前にその結果しかないと嘘でしょ?と思います。更にその過程を知り脱帽します。凄いことをするってこういうことだと体感します。自分の一所懸命ってなんだったのと痛感します。この人の前で弱音は吐かないと体感します。でも不思議なんです。ファダにはそんな悩みも受け入れてくれそうな大きさがあるのです。人間の精神的体力的限界を体感し乗り越えたファダだからこそ人に優しくできるのだと思います。志半ばで止めていたらこうではなかったでしょう。神はできない壁を与えないと言いますがファダをみていると本当にできない壁は与えられていないのかもと感じます。出来なくって当たり前、でも当たり前は当たり前のこと、一歩進むから人生なのかもしれません。ファダと仲間でいることに誇りを感じます。私も彼に恥じないように生きていきたい。試飲はもう何も言うことがない。コカリエールに関していえば確実に根がコカリエールの地面に入り込み始めたことがわかる。質問すると定着しなかったのもあるがだいたいは根を張り始めたという。これからますます凄いワインになってくるだろう。楽しみ。私も成長したい。お土産にルージュを分けてもらう。重いけど大感謝。帰りに秋訪問を約束。
さぁラストはランガラン。バスを降り立った途端コンスタンスがoh!myfriendとバグというより抱き合いました。なのに私の中ではしっくり来ません。彼女に対して引け目を感じていました。日本のみんなに伝えきれていないということ。試飲でも彼女から離れた場所を選んでしまいました。試飲は各ワインに彼女の料理を合わせたもの。凄く合いました。彼女からの営業モードを感じていたのですが途中から違う、私が間違っていると痛感しました。営業モードで当たり前なのです。もし私が逆の立場だったら同じです。更に彼女は自分なりにバックアップしようとしてくれているのです。彼女に仲間が彼女の写真がアップになったノートをプレゼントすると急に声を詰まらせてしまいました。陽気で強気なコンスタンスが。きっと彼女の頭の中に私達との蓄積された関係が駆け巡ったのではないでしょうか?私もフラッシュバックのように駆け巡り涙が溢れてきてしまいました。私は最後コンスタンスに謝らなくてはと思い、今度は堂々と隣に座れるように来るからねと通訳してもらおうとすると途中で彼女も私も泣き出してしまい彼女がビジネスも大事だけど私と貴女はその前に友達だから忘れないでと。2008052715590000.jpgそれが今回の旅の全てだったかもしれません。私は日本でもフランスでも本当に良き仲間に恵まれています。感謝。明日はプノさんに会う
author:鶯谷萬屋, category:フランス買付の旅, 16:57
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24日
今朝も8時出発。自然と大の仲良し、ジャンダビッドに9時到着。ここから6時間という長丁場が始まった。先ずジャンダビが以前から言っていた世界一美しい町を案内してくれた。これは今回の旅行の中で一番感激体験の一つかもしれない。まるでジブリの世界に入り込んだようでした。
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本当に美しい。石畳に細い道。小さなカルカッソンヌ。観光地化されていないところが素晴らしい。是非皆さんをお連れしたいと思いました。ジャンダビの庭には植物園かと思うほどたくさんの花、草、野菜が溢れかえっています。さらに馬とロバもいてジャンダビがこの国の王のようです。犬も声が聞こえいるかのようです。帰れというと寂しそうに肩を落として帰って行くのです。ジャンダビはどのワイナリ-より自然と一体化しています。試飲したワインも香りはずっと歩いた草などの自然な香りなのです。
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すでに葡萄の花が咲いていました。ワインに土壌が入り込んでいます。ジャンダビ試飲写真。試飲はパーフェクト。試飲後は食事。無農薬でワインを作っている彼らから出てくる野菜はもちろん安心無農薬。形なんてどうだっていい。タナネギを甘く煮詰めてパイ生地に乗せた料理。葡萄の古樹を燃やして鴨を焼いてくれました。軟らかくって臭みが全くなくとても美味しかったです。帰りに秋の訪問をお願いしてきました。心も体も本当に超自然体です。人間の原点がここにはあります。2008052418090000.jpgこのあと19時ラルジョル戦闘開始で帰りベジェのホテルに戻ったのは24時過ぎ。疲れました。

25日はムリニエに向かい8時出発。来日してくれたステファンが自分たちで作り上げたワイナリーで迎えてくれた。9年前小屋のような所でグラスも揃わず試飲したのが夢のようです。あの時彼らのワインを呑んで何故か涙が止まらなかった。くるたびにどんどん形になっていく蔵の建築過程も見てきたのですが本当に5年間手作りでした。ムリニエにくるたび感慨深いものがあります。ワイナリーの設備は重力に逆らわず本当に葡萄に優しく作られています。菊姫の平成蔵を思い出しました。一番分かりやすく清潔な効率のいい蔵です。製造数を増やす予定はありますか?と聞くと無いと。今はじっくりといいワインを作っていきたいと。そして今少しずつオリーブを植えているのでオリーブオイルも作っていきたいと。本当に農家です。試飲はロゼから始まりました。もう言うこと無し。うちのお客様は大分わかってきてくださっていると思いますがロゼは中途半端なワインではありません。葡萄の残りもので作っているわけでもありません。ロゼを作るべく作っています。今パリではロゼが一大ブームらしいです。ムリニエは上野のブラッセリ-レカンさんで使ってもらっていて輸入量の関係であまり多くの皆さんにご案内出来ずにいましたが今回はたくさん分けてもらったので夏お楽しみに。そして新アイテム。原人。ステファンのお父さんはワイナリー設立者であり考古学者でワイナリーには彼の発掘したものがたくさんあります。今回も途中からいらっしゃり目を輝かせながら石を持ち説明してくれました。そんなお父さんをイメージして造られたであろう原人が葡萄を食べているラベルの新アイテムを試飲価格は2000円弱。これはいけまっせ!!即オーダーしました。一本報告会用にゲットしました。お楽しみに。トラディション、シジレィ、テラスグリエとムリニエの進歩をしることができました。このワイナリーは確実に一歩一歩歩いています。一緒に横をずっと歩いて行きたいです。2008052511430000.jpgここは絶対皆さんに来ていただきたいので秋訪問をお願いしてきましたー。お楽しみに。ムリニエはいろんな意味で訪問の価値ありです。昼過ぎ二蔵目のクロバガテル訪問。お昼を頂きました。vdpのソーウ゛ィニヨンブランがとても爽やかで魚介類にぴったりです。1350円くらいで店頭に並んでいます。じめじめしてきたら是非お試しください。あとはここはクロワドモンペイル-がいいですね。以前当店ワイン会でも完売しましたが価値ありワインです。2008052523070000.jpg18時本日は早めに世界遺産カルカッソンヌが見えるホテルに到着。がカルカッソンヌの誓いを夜遅くまで仲間と立てました。ワイナリーの真心とパッションの大切なワインを伝えていくのが自分たちの使命だと。
author:鶯谷萬屋, category:フランス買付の旅, 23:49
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手巻寿司とビールの会
5/23(金)萬屋B1にてビールの会です。
いやー何年ぶりでしょうか?大人になってからみんなで手巻き寿司。
お通しに、のれそれをポンズで、そして手巻きの中味は中トロ、いくら、いか、小柱、サーモン、えび、玉子焼き、ほっき貝サラダ、瓶うに(キティさんからおみやげ)。
最初の2本を食べるまではみなさん静かでしたねー(笑)上に居たお母さんも心配していたほどです。ビールの会お抱えシェフが洋風手巻き寿司もとカルボナーラ風ご飯を作ってきてくれました。田庄焼き海苔のおいしさもプラスされ30枚ほどおいしく巻かれて口に運ばれましたグッド
ビールの会20080502
あっ食べてばかりではありませんよ。今回は歴史も勉強しました。
今日の1本で、東郷ビールを乾杯でいただきました。すっきり系でした。
この東郷ビールの人物は、東郷平八郎提督。5/27が偶然にも日本海海戦記念式典(海軍記念日)です。2名は知っていましたが私を含め知らない人が多かったです。
そして何種類か飲んだ後のデザートビールは、新潟麦酒のスパークリングマンゴービール
を飲みました。さわやかで評判よかったです。

ビールの会では、飲みに役に立つ雑学? &テーマにあわせて飲む!難しいことは何もありません。興味のある方はぜひご参加ください。
来月のテーマは、ムール貝と??です。が今現在満員御礼ですのでキャンセル待ちになります。
author:鶯谷萬屋, category:イベント報告, 12:44
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5月23日
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5月23日19時30分今ジュリアンヌを出ました。凄く興奮しています。ドーマンはめっちゃ凄いです。15時00分に到着して4時間半畑や蔵、試飲していました。アっというまでした。葡萄の花が咲き始めていました。
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畑にいる時間とても気持ちよく、畑を見ただけで大切にしていることがよくわかります。本当に自分に与えられている大地をいとおしく可愛がり、細かな隅々まで知り尽くしている。こんな人がいることに感動と感謝を覚えます。10年前に彼に会えたことがこんなにも自分にいろんな意味の成長を与えてくれています。私も彼に何か与えることができるのだろうかと考えます。彼は今回私のことをかけがえのない人だと言ってくれていました。後で添乗していたフランス語のわかる人が教えてくれました。涙が出てきそうでした。彼の人柄はワインにも溢れかえっています。今までより桶売りの量が増えているそうです。勿体無いと思うのですがそれだけ畑がよくなってきていて下のキュウ゛ェまで手が回らないようです。桶売りのほうが安くなってしまうのにそんなことより彼の頭の中は如何に優れた葡萄を生かすかになっているのです。畑はボーボーです。畑写真。ロゼはご存知のようにホッとします。06ローヌ完敗06パプ出逢えたことに感謝06レゼルブ神のワインです。口に含んだ瞬間消えました。魔法にかかったみたいな感じ。こんなワイン生まれて初めて呑みました。余韻に浸りながらすぐにオーダーしました。日本用60本予定の18本発注しました。1本10万円です。でも私はロマネコンティより何百倍も価値があると思っています。もっとお金の宛てがあればもっともっと仕入れたかったです。パプもたくさん仕入れました。絶対呑んでほしいワインです。私自身特別な時に飲ませてほしいワインです。ドーマンは本当に凄いです。
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author:鶯谷萬屋, category:フランス買付の旅, 00:48
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5月21日
5月21日 今日は朝8時ボーヌのホテルを出発。昨日の夕食は15分歩いてオスピスの近くのビストロへ。そこで生まれて初めてシャルレという白い牛が現地料理で美味しいというので1500キロという肉を食べました。そしてもっと凄いことに今や世界中の注目の的のフィリップパカレ氏が来てくれました。素朴な人柄で人との繋がりの話をずっとしていました。とても勉強になりました。

今日は9時半ガショモノに到着。これで四度目の訪問。二度目のとき彼は頭にバンダナを巻いていて癌が発覚したときでした。今は病気だったことが嘘のようです。とても人懐っこい笑顔で接してくれました。驚いたことに1955年のコートドニュイウ゛ィラージュを出してくれたのです。

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写真ワインボトル。さらに庭で試飲しながら82をお父さんが出してくれました。ダミアンと奥さんがベルギーで仕事の為途中でさよなら。82はお父さんが初めて造った年なんだけれど当時全く売れずルロアのマダムが全部買って行ってしまい、凄い価格で売っていたそうです。人に歴史ありですね。そしてこの82はまだまだ生きていました。本当に美味しかったです。お父さんに感謝です。最後に飲んだクレマンドブルゴーニュもとてもよかったです。すでに店に並んでいますが追加発注かけました。シャンパーニュまで手が出せないときはクレマンドブルゴーニュがお薦めです。パブロ訪問の前にクロドブージョとロマネコンティの畑を見学。

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久しぶりでしたが今回はパカレから聞いたなぜロマネコンティが高いかという謎が解けたのでよかったです。これは日本に帰ってからお話します。15時半今回、私の一番蔵のパブロ到着。今回も妹のリズさんが迎えてくれました。試飲は全て06。白のス-フレティーユはなんという味わい!?パリで一週間前ジュリアンヌがお寿司やさんで飲んで驚いていたという。納得。そしてブルゴーニュ白のモンラッシェと並ぶ最高峰コルトンシャルルマーニュ。いうことなし。敬服です。赤はコルトン。最高に美味しい。この蔵の試飲は吐き出す前に体に溶けちゃうという特徴があります。ポーッとしているとなんと96、97の最高峰の赤白が登場。本当に貴重なワインです。言葉にできない味わいと感謝です。お父さんが最後に見送ってくれながら空きボトルを見てびっくりしていました。(笑)その後ほろ酔い気分の中、神の畑を登りました。不思議でした。左側の体が温かいのです。何人かが同じことを口にしていました。やはりこの畑は何かが違います。酔っているのに傾斜を登ってしまいました。パブロは凄いです。頭や理屈でない体が感じています。夕食はフランス一カエルが美味しいという醸造元のたまり場レガルドにて。

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22日今日も8時出発。昨日の分を発注しました。パブロのコルトンシャルレマーニュはかなり発注しました。皆さんの顔が浮かんじゃってこんなに美味しいの飲ませてあげたいって思ってしまうの。20000円もするワインなんだけれど安いと試飲にいた誰もがいったワインです。買ってもらうためにもちろん買付に来ているんだけれど生産本数を聞くと造り手の大切なものを飲ませてもらってお互い信頼し合っているから貴重なものを分けてもらってるんだと感じます。この現地まで試飲に来て仕入れないなんて無駄過ぎます。利益はあとからついてきます。先ずは人から。大金持ちにはなれないけれどたくさんの輪が持てたらそれでいいと思っています。
9時メルキュレのパトリックギィヨへ二度目の訪問。前回はイマイチ納得がいかず1本も仕入れませんでした。今年もあまり期待せず訪問しましたがメルキュレブランはいいかな?と感じました。価格の設定がいいのです。秋入荷予定です。お楽しみに。
3時ヌーボーでお馴染みジャンマルクラッフォレ到着。奥さんと一緒に迎えてくれた。来日パーティーのことをとてもよく覚えていてくれて話が盛り上がった。秋に訪問したいことも告げる。快諾。嬉しい。この蔵とは家族みたいな感じです。試飲では隣に座り、言葉が通じないのに通じ合えるところが凄い。予定外にロゼを見つけ試飲させてもらう。辛口で旨みもある。すぐに交渉。ギリギリの5ケースをお願いしてきました。秋楽しみに。その後03、00、96を飲ませてもらうがラッフォレのポテンシャルの高さに驚いていた。全て生きていました。ラッフォレを飲まれた方はあの甘みに驚くかもしれません。が全く葡萄のみの甘さです。実際山羊チーズに合います。これは感じない酸味に調和しています。
酸のしっかりしたワインなのです!ラッフォレは本当に嘘のないボージョレーです。只今19時リヨンに向かっています。
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author:鶯谷萬屋, category:フランス買付の旅, 01:54
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5月20日
5月20日 ボンジュール(おはよう)今朝は6時起床でパリ、シャルルドゴール空港そばのホリデーインをシャンパーニュに向け出発。今朝はとても寒くセータ-を来ています。バスに乗り席を確保すると窓ガラスの異変に。動き始めると外側が崩れ始めました。あーびっくり。道路工事の影響もあり10時半ドゥスーサ着。ワイナリー見学はいつもしているので今回は各畑で試飲となりました。畑に行くと隣の畑との違いが一目瞭然。平らで歩きやすい畑と雑草が残っていてでこぼこの畑。後者がエリックの畑です。根も長いところで20mに達しているそうです。大地のミネラルをたくさん吸収している葡萄と農薬をたくさん吸収している葡萄。コト-シャンプノワというブランドブランの原酒を試飲。400本しか瓶詰めされていない。そのうち24本は日本の萬屋にある。10000円だけどこれがシャンパーニュになればもっとする。そして通常はこの原酒の状態では酸っぱくて飲めたものではないのが事実なのです。酸とミネラルのバランスがよく後味に酵母の香りがしました。次に試飲したブランドブランの後味にこのコト-シャンプノワと似た余韻を感じたのには納得しました。畑を3つ回りましたが75年から55年の樹齢のコダリーの畑は凄かったです。

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スーサのあるアビーズには50蔵のワイナリーが存在しているそうですが自然に逆らわず作っているのはスーサとセロスの二軒だけだそうです。バスで畑を走りながらの光景には農薬をリックのように後ろにしょいながら巻いている姿も目にしました。ちょっと見は畑仕事をしているように見えますが一人で多くの葡萄を耕せます。でも値は下に伸びず地表を這うだけです。これではこのアビーズでなくてもいいような気がしました。ワイナリーに戻ると18歳になった長女のシャルロットが学校から一時戻って待っていてくれました。初めて会ったときから随分大人になっていました。私のことも覚えていてくれました。妹のジュリーも来年学校を卒業したら農業学校へ行くそうです。話を聞いてなんかいい気持ちです。
パリの師匠ムッシュ伊藤がずっと付いてくれているのですがシャンパーニュは人間無視の最たる場所だそうです。売れなかった時代から取引をしていても自分達が売れるようになるとより高く買ってくれる人に売っていく。当たり前のマーケティングなのかもしれないけれど売れなくなったときを考えていない。次にブルゴーニュがそうだそうです。でも私が付き合っているところはそうじゃない。人間性の好い人ばかりです。だから私も多くの皆さんにこの美味しさを伝えたいと感じています。貴重なワインを信頼の上に分けてもらっているのだから。まだ一軒だけど改めて造り手の真面目さに感謝しています。最後にトワAというのを試飲しました。ピノノワールを使っていて濃厚で美味しかったです。来年春以降入荷予定です。お楽しみに。

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これはコルクをする前の王冠をあける道具とあけた王冠に貯まっている滓。

16時過ぎシャブリのジャンピエールグロッソ到着。私は三回目の訪問。今日は初めて娘のエウ゛さん21歳に会いました。昨年から手伝っているそうです。

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シャブリは有名なキリメンジャンという土壌から造られます。貝が幾重にも重なった土壌でかなりのミネラル分を含んでいます。葡萄は枝を二本同じ方向に伸ばしています。しかも古枝をと新枝を一本づつ。土壌が坂になっているので樹液が上に行かないように坂下方向に枝を伸ばしています。試飲はグロッソのポテンシャルの高さを感じます。全て部屋飲みのお土産にもらった仲間もいたほどです。特に05フルショームは柔らかくて今いいかんじです。あと06のウ゛ォークパンは全員納得の美味しさでした。秋の訪問予定も一応お願いしてきました。

現在18時過ぎ。二時間後にボーヌに着く予定です。
author:鶯谷萬屋, category:フランス買付の旅, 15:23
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大試飲会&買付報告会
まいど、よしこです。
今日から29日までゆきちゃんはフランスに買付にいきました。
きっと珍道中&うまいワインを買い付けてくることでしょう!!
そんなワイン達の発表会=試飲会が下記にて行われます。
ぜひ、みなさんパッションワインを体感してくだい。
体にビビット、グーイケテル
大試飲会&買付報告会
日時:6/7(土)
場所:萬屋天狗(神田駅北口徒歩1分)萬屋直営居酒屋です。
時間:試飲会11:00〜16:30 前売券¥1000円(当日¥1200円)
   報告会17:00〜19:00(食事付)¥4500円 要予約
当日お買い求め頂いたお客様にはワイン10%引きです。
お問い合わせは、鶯谷萬屋  電話 03(3873)8146  FAX 03(3873)8142


author:鶯谷萬屋, category:これからのイベント情報, 15:27
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ドイツワインの会
5月17日昨日は神田の萬屋天狗にてドイツワインの会を開催。
といっても私も受講側。ドイツは7―8年前に二度ワイナリー挨拶に行ったことがありますが、近年フランスワインに力が入りすぎ、皆さんに説明するには自信がなく、ドイツに留学していた店長(弟)に講師を依頼しました。
当初、4人のゲストが当日には8人も参加してくださいました。
私もすっかり忘れていたことたらーったくさん思い出しました。

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これはプファルツのトーマスジークリストのシャルドネ。
コルクがガラスになっていたのには驚きでした。

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滝田さんがもってきてくれた93年のシャルツホーフベルガーのアイスヴァイン。
とっても濃い色でまだ酸もあり生き生きしていました。感謝。ウィンク

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これはくじらの生。普段こういうものを食べない三人衆が食べていました。
本当に美味しかった。店長ありがとうウィンク

福岡県と札幌からたまたま会議で東京にいらしていた銀行マンのお二人も参加してくださり、楽しいときを過ごせました。感謝であります。
弟のドイツの友人達の造る日本未入荷ワインを飲む会、是非決行したいです。
author:鶯谷萬屋, category:イベント報告, 13:28
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騏乃嵐
5月13日はお客様でいろんな会に出席くださる文京区の森先生の退職祝いの会を有志で行いました。場所は騏乃嵐さん

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コースでお願いしたのですが定番わーい力士みそも注文。

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このお刺身の前にお寿司5個づつ出ましたー。

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そしてちゃんこ。おみそとしょうゆと二鍋お願いして、最後に麺をいただきました。わーいおっと写真にはないですが、くし盛りも出ました。

シャンパーニュドゥスーサを持ち込ませてもらい乾杯して、お二人は姫燗熱燗他の皆はワイングラスジュリアンヌのロゼにルマゼを2本。いい気分です。

森先生は医療の現場に53年勤務されていたそうです。外科から内科と。
お話を聞いていると大病院をやめたあともいろんな勉強会に参加されてきたそうです。
温厚なお人柄がよくわかります。偉いのに偉ぶらない、私の周りにはそんな大先輩がたくさんいらっしゃいます。感謝であります。
これからは第二の人生、奥様と楽しく、そして私達にたくさんのことを教えてください。
78歳人生これからです。ラッキー

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author:鶯谷萬屋, category:美味しいお店, 13:42
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マンデークラス&おやき
5月12日 マンデークラス
今日は長野安積のの実家に帰っていたRさんからいただいたおやきを試飲後いただきました。みなさんおやきは食べたことがあるものの お世辞抜きで一番美味しいという。
もちろん、私も。Rさん曰く、冷凍だから美味しいという。レンジで解凍後、トースターで焦げ目が軽くつくくらい焼きます。ほんとうに美味しかったです。
Rさんありがとうです。ラブラブ

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本日はラングドックとプロバンスの授業でした。

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本日一番好評がこの二本。ロゼはランガランのシャトーロゼ¥2500也。とってもエレガントで酸のバランスもとってもいいです。時間が経つほど人気。もうひとつはラルジョルさんちのカベルネ・メルロー¥2250也。ちょっと入荷をお休みしていたので当店にとっては新ワインという感じ。バージョンアップしてきました。完熟葡萄を使っているのをとってもよく感じます。樽より葡萄を感じるワインがやっぱりいいラッキー

おやきにもワインとっても合いました。
遅れていらした☆さん。会社でとっても嫌なことがあり、このまま講座に持ち込むと皆さんに悪いと思って帰ろうかと思っていたそうです。でも地下に降りて椅子に座ったらスーッとして、来て良かったと言ってくださいました。感謝です。難しいワインのうんちくはおまけでいいと思っています。葡萄は人が造り、呑むのも人。人がいていろんなことを感じられます。 
輪飲楽園と書いてわいん学園と読むのが鶯谷萬屋です。
私も皆さんのおかげでいろんなこと感じさせてもらっています。
そんな機会を与えてくれるワインと皆様に感謝です。
でもこれが真心と情熱のワインや日本酒だからそう感じられるのだと思います。
みんなありがとう。
 



author:鶯谷萬屋, category:イベント報告, 23:31
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